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アテネウム美術館で東西美術融合の特別展

更新日:2020年6月2日


手前がカイ・フランク1976年、皿は濱田 庄司 1946の作。


ヘルシンキ駅前にあるフィンランド国立美術館=Ateneum。アクセリ・ガッレン・カッレラの作品群が常設されていることが最大の売りだろうが、個人的には女流画家のHelen Schjerfbeck が好き。たま~に見たくなる。特設展も興味深いものが続々と開催される。


今回はHiljainen kauneusがテーマ。「静寂の美」という意味。美術館の入り口には「美」という漢字が飾られていた。East meets to Westに類し、ノルディックと東アジアの芸術の競演。絵画、着物、書道などが展示されている。その中で「静寂」を感じるのは陶器の展示だろう。写真はカイ・フランクと濱田 庄司 の作品が並べられていたブース。


1950年代にカイ・フランクが来日して日本の工芸作品に衝撃を受け、いっぽう日本の芸術家たちも同氏の講演に強く影響されたのは広く知られている。が、そんな知識がなくても写真のように並べて見れば両者に共通点を見出すのは簡単だ。

もっとも、他国の芸術作品にも、日本のそれと並べて違和感を覚えないものもあっても不思議ではない。単に私が知らないだけだろう。


一方、よくわからない展示もあった。案内には上から順にフィンランド語・スウェーデン語・英語が続き、その意味は4行目だが、アット・ホームなんて入れる必要あるのか?


「家にて」で十分。むしろそれだけのほうがよいだろう。そんなことを考えていて、展示物はろくに見なかった。そのため、何があったのかまるで覚えていない。


なお、「静寂の美」は10月6日まで開催。


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