エスポーからハイキング地点へ
ヘルシンキから近郊列車に乗って25~30分でエスポー(Espoo)中央駅に到着です。同市はフィンランド第二の都市として知られていますが、広大な地域に展開しているため、中央駅といっても大都市の趣はありません。それはともかく、ここでバスに乗り換え、いよいよヌークシオ国立公園の中心部(ハウッカランピ)に向かいます。
①エスポー中央駅
ヘルシンキからの列車はどれに乗ってもエスポー中央駅の一番ホームに入線します。
③森林地帯に進む
出発から10数分、しだいに森が深くなり、ヌークシオの入り口を示す道標が現れてきます。
②バス乗り場
左写真をやや角度を変えて見たところ。ここで245番バスに乗ります。
④自然センター・ハルティア
しばらくして左手に木造建築が見えたら降車地点まであとわずか。
⑤降車ポイント1
この道標の直後に停留所がありますが、この目印は見落としても不思議ではありません。
⑥ハウッカランメンティエ (バス停の名前)
乗車時にHaukkalammentieと書いた紙を見せるなり、運転手に目的地を告げておきましょう。
⑦ハイキングコースへ
バス停の左前方から森へ。ここからハイキング開始地点まで2キロほどの林道を歩きます。
⑧帰りの乗り場
今降りた停留所を少し戻ったところにエスポー行きのバス乗り場があります。
注!
⑥~⑧の停留所をヌークシオンパー(Nuuksionpää)と紹介しているサイトがいまだにあります。これはグーグルさんの影響が大きいようですが、大間違い。ヌークシオンパーで降りると割と辛い思いをします。
目的地はハウッカランメンティエ(Haukkalammentie)です。日本のバス運転手なら「え、ヌークシオンパー? ハウッカランメンティエじゃないの?」といった反応があるでしょうが、フィンランドでそんな心遣いを期待してはいけません。
ハウッカランピとハウッカランメンティエ
ハウッカランピ(Haukkalampi)というのは湖の名前で、観光客のほとんどがヌークシオ・ハイキングの始点として選ぶ場所です。一方、ハウッカランメンティエ(Haukkalammentie)は、その湖に続く道のこと。バス停の名前にもなっています。
ハウッカランピへの別ルート
ヌークシオ・ハイキングのスタート地点として人気の高いハウッカランピですが、実はここで紹介したルートは最善ではありません。総合的に考えるとこれを紹介しておくのが無難だな、というにすぎません。とりあえずわかりやすい、バスが通年運航している、利用者が多いので安心、といった理由で第一候補にしました。
でも本当おすすめは別にあります。ほんの少しの冒険心がある人は、な~んてそんな大げさなものではなく、通い慣れた人にはよく知られたコースです。単に紹介されることが少ないために訪問者が限られているだけ。そのせいか、地元の人が違法伐採なんかしてたりします。国立公園の木を切ったらあかんよ。