クラッサリ(Klassari)
ヌークシオ国立公園で最西部のハイキングコースがここ、クラッサリン・キエロス(Klassarin kierros)。クラッサリの周回ルートという意味で、地名に基づくものですが、そんなことを知っているのは周辺住民か、よほどヌークシオに詳しい人だけ。一般のフィンランド人に「クラッサリって何?」と聞いても、まるで見当がつかないはず。「食べたことないなあ・・」といった反応でしょうか。最寄りのバス停まで5キロ以上離れているという超マイナーポイント……には違いないのですが、意外と訪れる人が多いという不思議な場所です。別荘地としては人気が高いからかな?
行政区分としてはヴィフティ(Vihti)市に含まれます。
4キロコース
ここまで公共交通機関で来ることはできません。レンタカーかタクシー利用となります。ハイキングコースは駐車場の目の前からスタート。ハウッカランピまで7.4キロといった表示があります(写真では判別できません。すいません)。
この道しるべ(最初の写真)から100mほど進むと、クラッサリ周回コース(Klassarin kieros)を示す印があります。進行方向右(東)に曲がると、いきなり森林の奥へ。どんなに晴れていても薄暗い入り口です。本コースの目印は紫。ヌークシオ全体としては決して訪問者が多くはないマイナーコースですが、目印の多さは1・2位を争うレベルでは? したがって迷うことはまずありません。
クルヨランピ(湖)でほっと一息
海抜100mの高台、Klassarinkallio
ハイキング経路
本コースの総行程はモデル・ルートに従うと4キロ。二つの湖とラップランドを思わせる荒涼とした岩地を味わうことができます。そのほか2・2.5・3キロの短縮コースを選ぶこともできます。最高標高地点は海抜100m+。格別な展望があるわけではありません。しかし、なんか不思議な魅力があるんですねえ。トイレもないし焚火場もコースからずれてるし、旅行者がいの一番で目指す場所でありませんが、ああ、ヌークシオってこんなに広がりがあるんだあ、ということを感じさせてくれる場所です。