バス停からすぐに森に入るコース
ヘルシンキからエスポーへ電車で。エスポーからヌークシオまではバスで。ここまでは前ページと同じですが、バスを降りる場所が違います。日本人を含む外国人にはあまり一般的ではなく、その理由もわかるのですが、難易度は高くないので、他人とは違う森歩きを楽しみたい方はぜひ試してください。全行程に渡って森林ハイキングを味わうことができます。
①エスポーからヌークシオの入り口へ
前ページ(エスポーからハイキング地点へ)の1~6は同じなので省略。しかし6、写真上の右端標識を超えた直後のハウッカランメンティエでは降りず、3つ先のホグバッカ(Högbacka)まで行きます。エスポーからのバスは245番。ハウッカラメンティエで降りる場合と同じものですが、そこまでバスが来るのは5~10月に限られます(後述)。
②ホグバッカ(Högbacka)停留所
忽然と現れるので、自力で見つけるのはほぼ不可能。バスに乗る際、運転手に目的地を告げておきましょう。
④ハイキング開始
森の入り口には道標が。ハウッカランピを目指して進みます。
⑥最初の分岐点
入り口から300メートルほどで右折。この木道を見落とさないようにしてください。
③目の前にハイキングコース
バス停のやや後方、道を隔てた反対側から即、森の中に入っていけます。
⑤森の中を進む
人が少なく、いきなり森林なので不安になるかもしれませんが、わずかに目印もあります。
⑦踏み跡に従って進む
木道、踏み跡、道標に従って進んでいきます。
⑧駐車場に到着
ホグバッカのバス停から約1.5キロで駐車場に到着。観光客のほとんどはここをハイキングの開始地点とします。ハウッカランメンティエのバス停からなら一本道。ここで2・4・7キロの周遊コースを選ぶのが一般的です。
帰りは来た道を戻っても良いのですが、バスの本数が少ないのでハウッカランメンティエのバス停に向かったほうが無難です。
ハウッカランピ、ホグバッカ、どちらを選ぶ?
ホグバッカからなら、バスを降りてすぐに森林内に入り込めるうえ、沼地や草原などの景観を楽しめます。ただし人が少なく、森の奥に踏み込むので、不安を覚えるかもしれません。一方ハウッカランメンティエから一般のハイキング開始地点(上記駐車場)までは林道がはっきりしており、入山者も多いので迷うことはありません。その反面、バス停から駐車場までは約2キロあり、行き帰りに同じルートをたどるのは退屈するかもしれません。
バスの運行期間に注意
ホグバッカコースが今一つメジャーにならないのは、バスの運行期間が限られているからでしょうか。エスポー発の245番バスには無印(245)とAがついたもの(245A)の2種類があり、ハウッカランメンティエまでならどちらに乗ってもかまいません。しかしホグバッカまで行くのは245Aだけ。そしてこの245Aの運行期間は5月中旬から10月半ばまで。まあ、一般のハイカーが出かける時期は十分にカバーしているわけですが、ちょっと季節外れのハイキングを楽しもうとしたら、ハウッカランメンティエ経由しかありません。
なお、245の終点はヌークシオンパー(Nuuksionpää)、245Aはカッティラ(Kattila)というのも覚えておくとよいでしょう。
時刻表