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ソルヴァラ(Solvalla)   Haltia 自然センター

 ヌークシオ最大の湖、ピトゥカヤルヴィ(Pitkäjärvi)の真ん中辺りの地名がソルヴァラ(Solvalla)。昔からスポーツ施設が集中した場所として知られていましたが、2013年に自然センター「ハルティア(Haltia)」のオープンを機に、ハイキングコースの整備も進みました。ハルティアを起点とするコースはお手軽に楽しめるのが特徴。

エスポーからバス(245番)に乗れば20分ほどで到着し、進行方向左手にそびえる木造建築(写真・上)が目印になりますし、誰かしら降りるのは間違いないので、見落とすことはないでしょう。

 

バスを降りればすぐにハイキングコースが始まり、ハルティアにはカフェレストランやちょっとした博物館もあるので、多面的に楽しめます。

妖精の道

 ソルヴァラ(Solvalla)のバス停を降りたら道を挟んだ(進行方向右側)駐車場の裏手がハイキングスタート地点。ここにもいくつかのコースがありますので、マーヒセンキエロス(Maahisenkierros)という道標に従ってください。マーヒセン・・というのは妖精の道という意味ですが、なぜそうなのかは聞かないでください。誰も知らないのです。
が、ものの数分も歩いただけで、奥深い森林に迷い込んだような感覚にとらわれます。

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 全長約2キロの周遊コースは「ベビーカーを押して、あるいは車いすでも大丈夫なバリアフリー」と喧伝されていますが、実際には困難を伴う場所が数か所あります。しかし全般的にはよく整備された平坦な道が続き、ヌークシオに数多ある2キロコースの中では一番楽なはず。それなのに湖を一望する場所としては申し分なし。規定コースをたどると、帰りの700メートルくらいは単なる林道なので退屈するかもしれません。それならむしろ来た道を引き返し、ハルティアの湖畔にくだったほうがいいでしょう。レストランで食事もできます。館内の展示物を見たり展望台に上るなどして過ごせるので、ここならバスの待ち時間も苦になりません。 

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展望台から一望するピトゥカヤルヴィ
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同地点から別方向を眺める

ハルティア自然センター

エスポー駅から行きやすいハルティア自然センターはハイキングだけではなく、様々なアウトドア・アクティビティの拠点になっています。夏場ならカヌーやSUPなどの水遊び、冬場はスノーシューを借りての雪上ハイクなど。湖畔に設置されたティピー(大型テント)では焚火も楽しめます。

また、ちょっと奥深くに踏み込むとHiidenkirnu(悪魔の臼)と呼ばれる不思議な自然現象を見ることもできる。氷河期の名残で、岩盤の隙間に入り込んだ小石が雨水、雪解け水に踊って正円を削りだしたもの。

ちなみにハルティアのサイトは以下のとおり。

https://haltia.com/en/

有料展示物はたいていの場合、入場料(13€)に見合うものではないので、事前によく確認しましょう。

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日本語では「甌穴」という
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ハルティアの湖畔
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厳冬期なら歩いて対岸に行ける
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