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ロムヴオリ(Romvuori)

ヌークシオ最大の湖=ピトゥカヤルヴィを一望できる高台がロムヴオリ。同湖の周囲では最高地点だ。およそ20憶年前に構成された岸壁に立ってみよう。

ピトゥカヤルヴィ(Pitkäjärvi)
romvuori10.jpg

エスポー発の245番バスに揺られること15分。ヌークシオ村に入り込むと左手(西側)に広がるのがピトゥカヤルヴィ。直訳すると「長い湖」というヒネリのないものなので、同名の湖は全国に50ほどある。このピトゥカヤルヴィは全長約7キロで、ヌークシオ国立公園で最大のもの。バスからでもこの湖の最も美しい姿を垣間見ることができるが、この辺りは私有地なので湖岸に降りることはできない。そこでトレッキングを兼ねて対岸の最高峰から眺めてやろうというのがロムヴオリ(Romuvuori)ルートの趣旨である。

ムスタランピから入るのが楽

ロムヴオリへの入り口もまた一つではないが、一番わかりやすいのはハウッカランピを起点として赤コースをたどり、ムスタランピの東端を南下するもの。写真左がそのとりつき。

ここには(迷って)来る人もいるだろうが、その先にトレイルが続いているとは思うまい。

ここから下2点の写真のようなコースに分け入ると、未知領域に足を踏み入れる感激を味わえる。

ハウッカランピからピークを往復するなら高低差はほとんどないルートなので、体力的には青(4キロ)コースより楽。ただし道といえるような道はなく、トレースもわずか。したがって登山ルールを知らないと(登山経験がないと)、道しるべには気付かない、わからなくても不思議ではない。
一方、地図を読みながらのトレッキング経験者なら絶妙のマーキングに感激するはず。まあ、目印を見落としても遭難するわけではなく、展望台に行けなくなるだけなので気にすることはない。

対岸に人工スキー場が見える
真冬ならここでアイスクライミングもできる

 電車・バスを利用してここに行く場合、総歩行距離は最短で8キロ弱。ヘルシンキを起点とすれば総所要時間は少なくとも7時間はかかるでしょう。地図が読めなければ目的地に行くこともできないでしょう。それだけに、この地は訪れる価値があります。下の写真は赤コース(2キロ)でも見れる場所ですが、観測ポイントが変わるとその姿は大きく変わります。加えて岩山を登ったり、岸壁間際に迫ったりなど、自由な山歩きがいかに楽しいかを体感してください。入山者が少ないので、キノコやベリー、山菜が豊富に採れるのも魅力。

 同地への行き方は以下の地図を参考に。

https://nuuksionpolut.files.wordpress.com/2015/06/romvuori-soidinsuo-a4-20-000-2015-06-28.jpg

 

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