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アンカー 1
Ahomansikka
●和名 エゾ(ノ)ヘビイチゴ (バラ科オランダイチゴ属)
●学名 Fragaria vesca
●生育環境 林・草むら
●開花期 5~7月
aho(森林の空き地)のmansikka(イチゴ)の名のとおり、林間部に自生する。和名の一部にあるヘビイチゴとは別属で本種は食用可。もっとも、ヘビイチゴにしても毒があるわけではなく、まずいから食べることはないだけだが。
フィンランドで7~8月に栽培イチゴがマーケットに出回るが、その近似種。すなわち、それなりに美味しい。ちなみに市販品はPuutarhamansikka(Fragaria × ananassa)といい、栽培ものだけに実がひときわ大きい。栽培家衣料品が主流になる前(18~19世紀)は本種も商用流通していた。
野生のエゾヘビイチゴは全長もやや低く20センチ程度。しかし匍匐茎(ほふくけい・茎が地上を這って伸びる)なので全体の長さは2メートル近くになることもある。
真っ白い五弁の花は早ければ5月に咲きだす。7月以降につきはじめる実は一般のイチゴで見慣れている円錐形。
なお、幼児が食べるとアレルギーを引き起こして肌がかぶれたり発熱することがあるので注意。
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