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 Kangasrousku

 

●和名 アカチチタケ (ベニタケ科)   

●学名 Lactarius rufus

●生育環境 全国の針葉樹林帯。

●季節 7~10月

●食毒 ★ 

 傘のサイズは3~10センチ。薄茶色。キノコの色を「アカ」と称する場合、「赤犬」や「赤靴」同様に茶系統を指す。リンゴのような「赤」は「ベニ」という(ベニタケ、ベニテングタケなど)。

 

本種の傘は若いうちは凸状だが、次第に広がり中央部がへこむようになる。その頃には茶色が濃さを増す。表面は乾いており滑らか。ヒダはクリーム色で密。乳液の刺激・苦みは強い。

 柄は比較的長く(4~10センチ)細目(0.5~2センチ)。傘と同色もしくはやや薄い。中空。全国的に多発し、収穫期間も長いので目にする機会も多いはず。

 

商用キノコであり食用だが、苦みが強いので一般的にはあまり好まれない。10分ほど下茹でしてから料理に使う。茹で汁は捨てること。味の強さを隠すために塩漬けや酢漬けにもする。

Kultarousku(チチタケ)、Sikurirousku(ニオイワチチタケ)、Lakritsirousku(アカチチモドキ)、Pikkurousku(ヒメチチモドキ)などは本種によく似ているので識別が難しいかもしれない。

アカチチモドキはわずかながら毒素が含まれているので食用には向かない。アカチチモドキは本種より一回り大きく、湿地帯を好む。

 

ちなみにrousukuというのはチチタケの総称なので、この名がつくキノコはヒダを傷つけると乳液が出てくる。

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