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 Kantonapanahikas

 

●和名 ヒメカバイロタケ(クヌギタケ科ヒメカバイロタケ属)
●学名 Xeromphalina campanella

●生育環境 主に針葉樹の切り株、枯れ木に群生。

●季節 4~9月

●食毒 ✖

 

傘の直径は1~2センチと小型。釣鐘型からしだいに開いていく。「樺色」の名が示すようにオレンジ色が目を引く。形としては似たようなものも多いが、本種の傘には①条線があり②中央がへこむ③ぬめりはない、のが特徴。ヒダは垂生でややまばら。淡い黄色。柄の径は2~3ミリと細く、長さは5センチほど。上部は褐色、下に向かって色が濃くなる。小さなキノコだが、全体のバランスが取れていて美しい。

 

日陰と湿気を好み、針葉樹の朽木、切り株に群生する。見た目が似ているシバフタケ(nurminahikas=草むらに生える)とは、生育場所の違いからも判別可能。発生期間が長いのも特徴。早ければ4月に顔を出し、9月末まで見ることができる(もちろん個体は変わるが)。日本だとさらに長い期間発生しているもよう。

 

毒はないが、食用には向かないというのが定説。食べた人の話によると「苦くて香りもない」らしい。

ヒダはまばら。柄の色にも特徴が。
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