top of page
アンカー 1
sianka'rsa'mo'02.JPG
sianka'rsa'mo'06.jpg
sianka'rsa'mo'01.jpg

 Siankärsämö

 

●和名 セイヨウノコギリソウ (キク科ノコギリソウ属) 

●学名 Achillea millefolium

●生育環境 日当たりのよい野原、道沿い

●開花期 7~9月

●特徴

全長20~70cm。花弁は白く(まれにピンク、薄紫)5㎜程度。多数の花が集まって全体を形作る(頭状花序)。セイヨウ・・の名前からわかるように原産地はヨーロッパだが、日本にも自生する。我が国の在来種にはエゾノコギリソウやキバナノコギリソウなどがある。

 

葉が特徴的で、羽状に深裂し小さな鋸歯がある。ああ確かにノコギリの歯ですねえ。

 

ハーブティや薬草として利用される。学名のAchilleaは古代ギリシャのアキレスに由来するもので、戦時の負傷の際、消毒や止血に使用していたらしい。

現在のフィンランドでは食欲増進、消化力強化、抵抗力向上、外傷の消毒、筋肉痛現象など、多目的に使われている。そのため健康食品取扱協会(Terveystuotekauppiaiden Liitto)は本種を「2016年の薬草」に認定。

そんな有用な植物なのに、Sian(豚の)kärsämö(ノコギリソウ)なんてフィンランド語名はあんまりだあ。同様にSianpuolukka(クマコケモモ)なんてのもある。
とはいえ、「豚」に悪い意味があるわけではない。ただ、一般的な食用には向かないというだけ。なにしろ大昔のヨーロッパでは豚は珍重されていたわけだしね。

to_top.png
bottom of page