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 Sinivalmuska

 

●和名 ムラサキシメジ (キシメジ科)   

●学名 Lepista nuda

●生育環境 針葉樹、広葉樹の周辺

●季節 9~10月

●食毒 ★ 生食すると下痢、嘔吐、幻覚症状を引き起こす。

●特徴

 旬をやや過ぎたのと撮影時の光の関係から、傘の色はムラサキというより薄茶に見えますが、ヒダは明らかに紫色ですね。傘が鮮やかな紫色を見せるのは若いころだけで、成熟が進むと写真左のような茶褐色になります。
 形状はまず饅頭型で顔を出し、成長にしたがって傘が平に開き、波打つようなでこぼこになります。表面はつやつやとしており、柄の付け根が太いのも特徴。ツバ、ツボはなし。9月から10月にかけて落葉樹の周辺に発生します。
 風味が豊なので、吸い物に適しますが、生食すると腹痛を起こすようです。下処理は必要ありません。日本産は食用には適さないとされています。

 本種によく似たものにコムラサキシメジ( Orvokkivalmuska =Lepista sordida)がありますが、こちらは一回り小さく、草むらに生えることから、ムラサキシメジとの違いを識別できます。コムラサキシメジも食用可ですが、下処理 が必要。熱湯を沸かして1分くらい茹で、茹で汁は捨てて、吸い物なり鍋物の具にします。

 

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