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 Suppilovahvero

 

●和名 ミキイロウスタケ (アンズタケ科クロラッパタケ属)   

●学名 Cantharellus tubaeformis

●生育環境 針葉樹林帯の草むら、コケの間

●季節 8~11月

●食毒 ★ 

●特徴

 傘は2~8センチ。幼菌時から中央部がへこみ、生長とともに深くなり、波打つような形になる。そのころの傘は濃い茶色。表面はなめらかで通常は乾いている。ヒダは垂生でやや疎。アンズタケに似る。
 柄は4~8センチに伸びるが細い丸形。鮮やかな黄色だが、次第に茶が強くなる。

 識別が簡単、収穫期が長い、群生するので大量に収穫できるといった理由から人気の高いキノコ。ほのかな甘みがあり、食用価値も高い。肉が詰まっているので虫がつきにくいのもポイント。

 英語ではYellowfoot、 winter mushroomと呼ばれることがある。前者は柄の色、後者は冬でも採れることに由来。フィンランドでも霜が降りるまで、年によっては11月中旬までは食用に適したものが採取できる。また、例年同じ場所に生えるので、一度見つけたら翌年以降の収穫も期待できる。

 

 食用にあたっての下処理は必要ないが、土や汚れを取るのがやや面倒。そのあとはスープに入れたり、軽く炒めればOK。必ずしも油は必要ではない。佃煮仕立てにしてご飯に乗せてもおいしい。ただし長時間熱は通さず、食感が残るようにしたい。

 

 

 

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