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 Valkovuokko

 

●和名 ヤブイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属) 

●学名 Anemone nemorosa

●生育環境 森林内、野原、道沿い

●開花期 5~6月

●特徴

春先にいち早く咲き出す花の一つ。高さ10~30cm。フィンランド語名は「白いイチリンソウ」という意味で、その名のとおりに6~7枚の花弁(正確には花びらではなく花被片=kehälehti)は白いものが多いが、まれに赤味を帯びたものもある。雌しべは黄色。

 

ヨーロッパおよびアジア東北が原産地で、日本には園芸種として輸入された。園芸店では本種をイチリンソウもしくはラテン名のアネモネ・ネモローサと呼んだりする。しかしアネモネというと、全くの別物が思い浮かぶ。

 

キンポウゲ科の共通項として、本種も微毒を持つ。裏返すと薬用効果もあるということで、かつてはリウマチや神経痛に対する民間療法に使われていた。

 

年によっては4月末から開花が始まるが、森を埋めるように咲き乱れるのは5月の上旬。時節柄、母の日のプレゼントとして子供たちが採取する風習がある。いや、「あった」というべきか。昨今はあまり目にしない。

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