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アンカー 1
Rusokirsikka
●和名 オオヤマザクラ(バラ科サクラ属)
●学名 Prunus sargentii
●生育環境 フィンランド南部。北限はVaasa辺り。日当たりのよい場所。
●開花期 5月
●特徴
誰が見ても分かるサクラ。これも日本由来だろうが、樹高に違いがある。日本なら20メートルくらいまで育つこともあるが、フィンランドではせいぜい5メートル。とはいえ移植からさほどの時間がたっていないので、これから巨木になる可能性もあろう。
フィンランド語名のRusokirsikkaを分析すると、rusoはruskoを語源としたもので大雑把にいうと「赤」の意味。aamuruskoといえば朝焼けのこと。本種は秋に紅葉することからの命名だろう。ちなみに、フィンランドでは紅葉する樹木は少ない。
kirsikkaはサクランボ。果実のこと。
オオヤマザクラは2000年代初頭に日本人商人が中心になってヘルシンキ市に寄贈。2008年からは同市のロイフヴオリ(Roihubuori)公園で花見を開催。以来、春の行事としてフィンランドに定着している。
そのせいか園芸店では苗木も販売され、植林も進んでいる。冷寒地で育つのも繁殖の理由。ヘルシンキ周辺で満開になるのは5月中旬。
フィンランドにも複数のサクラがあって、一つはソメイヨシノ(Prunus x yedoensis)。他の参考写真はサトザクラかカンザンかあるいはヤエザクラか。ワタシには判別できない。
いずれもフィンランド語名はなし。学名がすべてCerasus serrulataなのもよく分からない点である。
りである。
ソメイヨシノ
はて、これは?
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