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 Alsikeapila

 

●和名 タチオランダゲンゲ (マメ科シャジクソウ属) 

●学名 Trifolium hybridum

●生育環境 にわ・草むら・道端

●開花期 7~8月

 俗にいうクローバー。シロツメクサ、ムラサキツメクサの仲間。

 見分けるポイントは花弁の色。本種は白を基調に、枝先の生え元がピンク。やがて茶色くなる。

 しかし全体がピンク、薄紫になる時期もあるので、生長段階によってはムラサキツメクサとの区別がつきづらい。

 なにしろ分類学の父、カール・フォン・リンネも本種は前掲二種が混合したものと推測し、ラテン名にhybridum(ハイブリッド)と名付けたのだから、素人にわからなくても無理はない。

 また、Alsikeというのはリンネが本種をみつけたスウェーデンの地名。本種のスウェーデン語はAlsikeklöver。アルシケのクローバーという意味で、フィンランド語名は直訳だ。ただ、一般人がフルネームで呼ぶことはなく、単にapilaとすることが多い。日本人がシロツメクサをクローバーと呼ぶのと同じこと。

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