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 Isohapero

 

●和名 ハクサンアカネハツ (ベニタケ科ベニタケ属)   

●学名 Russula paludosa

●生育環境 ほぼ全土の松および白樺林

●季節 7~9月

●食毒 ★ 

●特徴  

幼菌時は卵型、しだいに傘が広がり、中央部にへこみが出てくる。幼菌時の傘はススケベニタケ(kangashaperon)に似た薄い茶色。その後は赤みが強くなっていく。柄の白さとのコントラストで、ベニタケ属であることは一目でわかる。

  

傘の直径は8~15センチが普通だが、20センチほどにまで育つこともあり、ベニタケの中では大型の部類に入る。フィンランド語でIso(大きい)hapero(ベニタケ)と名付けられているのもうなづける。若いころにべたついている傘は成長にしたがって乾いてくるが、滑らかな表面であることに変わりはない。その表皮がフィルム状に簡単に向けるのもベニタケ科び特徴のひとつ。条線あり。ヒダは密で白色から淡いクリーム色。

 

柄は比較的長く10~15センチ。径2~3センチで中央がやや太く、しっかりとしまっている。傷つけると赤変。匂いは弱い。

 

全国いたるところで大量に発生。判別も簡単なので好んで収穫されている。店頭で見ることはほとんどないだろうが、商用キノコのひとつである。

日本で初めて確認されたのは2009年と新しく、Russula paludosaと同一と証明されたのが2013年のこと。和名は発見地の白山(ハクサン)に由来。現在では富士山ほか、2000m級の亜高山帯で生息が確認されているらしい。

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