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Lohisieni
●和名 キツネタケ(ヒドナンギウム科)
●学名 Laccaria laccata
●生育環境 森林内の湿った場所
●季節 6~10月
●食毒 ✖
●特徴
主に針葉樹林帯を好むが、草原でもよく見かける。そんなことから英語では「キノコの雑草」と呼ばれることも。フィンランド語名は”鮭のキノコ”の意味。傘およびヒダの色が「鮭のように赤い」ということだが、どうも我々とは色彩感覚が異なっているようだ。キツネタケの名前が仮に狐の毛色に基づくとしたら、そのほうがふさわしかろう。ま、この辺はどちらが正しいということではないが。
傘の形は釣鐘型に始まり段々と開いていく。大きくても直径5センチといったところ。傘は褐色。ヒダはかろうじてサーモンピンクといえないこともない。柄も褐色で表面は繊維状。
日本では可食に分類されているが、フィンランドでは「無毒だがおいしくはないから食用には向かない」としている。見た目の似た種も多く、中には毒キノコもあるから「食用は控えたほうがよい」ということなのだろう。
昔はキシメジ科に分類されていたが、2006年よりヒドナンギウム科に組み込まれた。その根拠は分子系統学がなんやらかんやらという話で、私の理解を越えるものである。ヒドナンギウム自体がなんのことやらさっぱりだし。

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