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 Maksamaljakas

 

●和名 クリイロチャワンタケ (チャワンタケ科 チャワンタケ属)   

●学名 Peziza badia

●生育環境 森のはざま、路上、砂地にも

●季節 6~8月

●食毒 ★ 

●特徴

 一見キノコとは思えないが、チャワンタケ目(あるいは科)を知っていればその仲間とわかる。maljakasの語源であるmaljaは茶碗。和名は「栗色をした茶碗のようなキノコ」だが、フィンランド語はmaksa(肝臓)のようなチャワンタケ。確かに肝臓(レバー)を思わせないでもない。

 

 森の小路など、やや開けた場所に顔を出す。砂地にも生えるから、乾燥にも割と強いのだろう。5~8センチほどになる。

 

 水で戻した巨大なキクラゲのような外観。ゴムでできているようにも見えるが、その印象とは異なり弾力は全くない。非常にもろく、軽くつまんだだけでも崩れてしまう。そのためきれいな形で持ち替えることが難しく、食菌ながら好んで採取する人はいないようだ。特に美味しいものでもないらしい。

 同種のヒイロチャワンタケは同じような形だが2~3センチの小型。これも食用可能だが、これもわざわざ食べるほどの魅力はないらしい。

 なお、チャワンタケの仲間をkotelosieniと総称することがある。koteloはケース、箱の意味なので、これも納得。

 

 

 

 

 

 

 

 

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