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 Nuijakuukunen

 

●和名 なし (ホコリタケ科)   

●学名 Handkea excipuliformis

●生育環境 森の開けた場所、草むら

●季節 7~10月

●食毒 ★ 

●特徴

 

 公園や林の入り口などに、ポツンと生える。白もしくは淡いクリーム色で、マイクロフォンのようなユーモラスな形で、一度見れば忘れることはない。直径4~5センチ、高さ10~15センチ。20センチほどにまで育つこともある。

 子実体の全身にトゲ状のホコリをまとう。この突起は指先でふれるだけできれいに削げ落ち、つるつるの丸坊主にすることもできる。

 

 Känsätuhkelo(ホコリタケ科ホコリタケ)に似ており、生長過程によっては一目で識別できないかもしれないが、明確な違いがある。

 まず本種は群生せず、単独で生えていることが多い。続いて形。丸い頭に柄は寸胴気味でやや下ぶくれ。対するホコリタケは頭に比べて柄が細い。

 若いうちはいずれも食用可なので、名より実をとる場合には問題にならない。

 

 希少種として知られる日本のセイタカノウタケにも酷似。同種の学名はLycoperdon excipuliforme=Calvatia excipuliformisとされているが、本種と同様にHandkea excipuliformisがあてられることもある。しかしその和名は確定していないようで、「セイタカノウタケ=オオセイタカノウタケ=カヤノセイタカノウタケ=ナガエノノウタケ」などが挙げられている。その判定は高度に専門的な話になりそうなので、ここでは「和名なし」とした。

 

 

 

実が白いうちは食用可能→
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