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アンカー 1




Kultasade
●和名 キングサリ(マメ科 キングサリ属)
●学名 Laburnum anagyroides
●生育環境 湿度が高く、日当たりのよい場所
●開花期 6-7月
●特徴
「黄色いフジ」と呼ばれることもあるように、垂れ下がった花序が鮮やかな黄色に輝き、遠目でも識別できる。
和名のキングサリ(金鎖)は英語名のgolden chainの直訳。フィンランド語のKultasadeは「金の雨」の意味。これは英語での別名golden rainから。いずれの呼び方にしても、この花を見た人はその名前はふさわしいと思うことだろう。
中央及び南ヨーロッパが原産なので、フィンランドで見られるのは園芸種。耐寒性が強く、見た目も美しいので観賞植物として一般家庭での栽培も多い。
「フジ」の別名があるものの、生え方は大きく異なりキングサリは自立して7mくらいまでの高さに育つ。ヘルシンキのエスプラナーで公園にもそのくらいの巨木がいくつもある。
樹皮は滑らかで、枝は深い緑色。小枝は軟毛に覆われて垂れ下がる。葉は楕円形の3枚組で長い葉柄を持つ。表側の面は滑らかだが裏面には毛が生えている。
なお、キングサリは全体が有毒で、口にすると死に至る可能性もある。進んで食べることはないだろうが、子供がうっかり、あるいはペットが食べて重篤な症状におちいるといったことは少なからず報告されているので注意が必要。
*本ページ冒頭の写真はアグリコラ教会の前。続いてエスプラナーデ公園

一般家庭での栽培も多い
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