春を告げるクロウタドリ


Blackbird singing in the dead of night~~~

アコースティックビートルズの代表曲の一つだが、曲名の正体がこいつ。和名はクロウタドリ。フィンランド語で ムスタラスタス(Mustarastas =黒いツグミ)という。英語を直訳すれば黒鳥だが、”歌”を追加しているのは、この鳥のさえずりが美しいとされているためだろう。そして命名者はおそらくその鳴き声を聞いたことはない・・・・。

ビートルズの歌に親しんでいた頃、ブラックバードのさえずりはさぞ美しいのだろうと想像していたが、実際に耳したときの感想は”うるさい”というものだった。透き通った高音のさえずりは遠くまで響き、また執拗に続くので耳障りなのだ。

例年なら3月末くらいからフィンランドに渡ってくる(一部は越冬するらしい)んだけど今年は暖冬のせいなのか、2月中旬にして確認しました。今日の昼間はプラス5度もありましたからなあ。通常、クロウタドリの存在に気づくのは日没時間が遅くなる初春のこと。うっすらと明かりの残る夕刻に散歩をしているとその鳴き声が耳につく。渡り鳥の数も少ないこの時期、森は彼らの貸し切り会場のごとくで、甲高い金属音が響き渡る。この鳴き声を愛するのは主に英国人のようだが、私にはどうも美しいとは思えない。

しかし、クロウタドリが目につき始めたときには若干の安堵感もある。その時期、まだまだ寒さは厳しいものの、一応峠は越えたことを知り、もう少しで春も全開だ、と希望が広がるからだ。とはいえあと1か月は忍耐の日々が続くんだけどね。

ところで冒頭のビートルズ。「クロウタドリが真夜中にさえずっている(歌っている)」という意味であることは自明だが、これは比ゆ的なものだろうと昔は思っていた。いくら鳥でも真夜中は寝るだろう、と。

ところが実際、真夜中でも鳴くんですな。そんなことに気づくのは5~8月くらいのこと、つまり白夜の時期なので、彼らも夜だとは思っていないのかもしれない。


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