たとえばこのススケベニタケ(Kangashapero)の発生時期は7~9月とされているが、一つの個体が3か月にわたって生息するわけではない。その期間なら同一種を見ることができるというだけで、個々のキノコは絶えず入れ替わっている。
では特定の個体はどのくらいの寿命があるのだろうか。ツルは千年、カメは万年のようにはっきりした数字は公にされていないようだ。そこで自分で観測してみた。
とはいえ一つのベニテングタケを一度だけ追いかけただけなので一般化はできないが、旬は3~4日、一週間をすぎれば朽ちていくのが印象。これはデータ化していないが過去の経験も踏まえたうえでのこと。
これもススケベニタケだが、上の写真二種とはかなり見た目が異なる。 これだけではキノコの生長過程、その速さは分からないが、定点観測でのまとめを見ていただければ、キノコの生涯の一端が見えてくる。