年間100万人が訪れるといわれるスオメンリンナ。10年ほど前は50万人といわれていたのに、その間に倍増したとはにわかには信じられない。それはともかく、ヘルシンキ観光の人気トップスリーであるのはまちがいない。ヘルシンキでのもう一つの人気スポット、テンッペリアウキオ教会(岩の教会)は2017年から入場料を徴収するようになったが、スオメンリンナも有料化しようという動きがある。来月12日、識者を集めて検討する予定。
ヘルシンキ市の観光計画課では「有料化で訪問者数に影響はない(減少はしない)だろう」と推測しているが、その通りだろう。気軽に訪れるヘルシンキ市民の数は減るかもしれないが、外国からの観光客の足止めにはつながるまい。
入場料は主に島内の清掃費に充てるとのこと。確かにここ数年はゴミの放置が目立つようになった。大砲の砲身内はほぼゴミ箱に使われているといってもよいくらい。世の中の流れとしてやむをえないのだろうが、金銭の流れにどうも腑に落ちない点もある。
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