よく知らない場所への行き方をネットで調べることってありますよね。電車・バスその他の時刻表や乗り場の候補を教えてくれる「乗り換え案内」とかなんとかのサイトで。
当然ながらフィンランドにも似たようなものがあり、個人的にはReittiopas(経路案内)というサイトをよく利用しています。無理やり組み合わせたような経路が出てくることもありますが、おおむね参考になります。で、12月24日、クリスマスイブですな、にヘルシンキから家に帰るにはどうしたらよいかと思って経路検索をしてみました。
クリスマスイブの公共交通機関が午後4時頃に全面的に止まるのはこちらの常識なのでルートの提示は期待していませんでいたが、どういう表示になるのかに興味があったもので。
そこで現れたのが上の図です。「お探しの経路は見当たりません」なんて表示されるんだろうと思っていたので、ちょっと意外でした。バスのアイコンもあるので、「あれ、動いてるんだ」と感激しました。が、それもつかのま。これをよく見ると・・・
バスを使えるのは市内中心部の数分。あとは歩きというのが答えでした。全行程徒歩だと15.7km、3時間44分かあ。真夏に手ぶらならやり通せない距離ではないなあ。少しバスに乗ると歩行距離は14.3km、所要時間3時間29分。いずれにせよとても無理。まあ一部でもバスが使える限りはこのように答えるしかないのかとも思いましたが、時間帯によってはすべての候補が徒歩に限られていました。この距離を歩く人がいるわけはないし、ふざけているわけでもなく、機械ゆえの愚直な答えには感動を覚えるほどでした。
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