ルシンキでオーロラは見れるか、と聞かれることがある。どこまで真剣に聞いているのか不明だが、真摯に向き合うなら「YesかNoかであればYes」というように答えるしかない。というのは、オーロラ自体はヘルシンキ周辺でも出現するのだが、街の明かりで確認できなかったり、そもそも期待値は低いので深夜にわたって観測を試みる人は限られているからだ。つまり、オーロラは出るけれど、実際に見ることはほぼありえない、という状況だ。だからこそ、ヘルシンキ周辺で撮影した素人のオーロラが新聞紙上を飾ったりするのである。ところが今年はオーロラの当たり年のようだ。先週（10.7～8）はヘルシンキにしてはくっきりとした現象が認められたし、相前後していくつもの報告があった。例年になく晴れた日が続いているからだろうか。
ヘルシンキに限らず、フィンランドでのオーロラ状況を科学的に追跡したい人には、以下のサイトが役立つでしょう。
https://rwc-finland.fmi.fi/index.php/space-weather-in-finland/