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執筆者の写真tosikaina

キノコ観察のお供

更新日:2月24日


 キノコ狩り、もしくは観察だけでもナイフがあると便利。

 キノコをくずすことなく全体を掘り起こしたり、傘や柄を切断し同定の目安にするのが目的だから刃はそれほど鋭利でなくてもいい。小型の折り畳みナイフや、スイスアーミーナイフの模造品で十分。しかし専用ナイフがあればそれにこしたことはない。

 フィンランド語だとSieniveitsi。キノコナイフの直訳。取っ手の尻にブラシがついているので、キノコについたゴミや泥を落とせる。後処理が楽になるし、写真を撮るならそうしたお化粧が欠かせない。キノコは繊細だから、指でゴミを取ろうして傘を崩してしまうなんてことが多々あるからだ。まあ、安ナイフに歯ブラシもしくは筆でもいいんだけど、一体化してたほうが便利なのはいうまでもない。

 日本での普及度やいかに、と検索してみたら、ちょうどこの写真に似たモデルが紹介されていた。それはRedeckerというブランド品? だったのでお値段はそれない。写真の製品は無印。コピー製品なのか、量販店で6ユーロでした。

 このほか写真を撮るならキッチンばさみも重宝する。これも100円ショップもので十分。はさみは被写体(キノコ)の周りの雑草など、邪魔者を排除するのにつかう。数センチの雑草なんて手で引きちぎればいいようなものだが、土壌がもろかったり、コケを巻き沿いにしてキノコが倒れてしまうことがある。それを防ぐにははさみで切ったほうがいいのですね。

 なお、採取目的で現場で下処理、食用に向かない管孔やツボを取り除くといった作業は持ち帰りの量を減らすのが主目的ではない。胞子を現場に残すことでその後の繁殖を促すのである、とキノコ先生の説明。なるほど。



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